カメラ,寫眞,雜記

私が一番好きな瞬閒は、被寫體を見附けた瞬閒、……ではない。
──シャッターを切る瞬閒でも、現像されたフィルムやプリントされた寫眞を眺める瞬閒でもない。

何と言つても、A(アドバンス)からR(リワインド)にレバーをセ ...

傳統,寫眞,文房四寶,雜記,

桂林墨 桂林堂 油煙墨(丸公)

此れも、丸公シールが附いてゐたので、七十年以上前のものだ。
(……昭和二十五年、──西曆だと1950年頃になる)

──唯、此の前(私の墨【其の三】)に紹介した、玄林堂の武 ...

雜記

──誰かゞ自身のスーツ姿をカメレオンだと言つた。
內に野望があるとも言つてゐた。
(私は其時、モロッコだか、何處かの民族衣裳を着てゐた)

けれど、私は思ふ。
其のカメレオンは、軈てカメレオンであるこ ...

傳統,雜記

落語を見聞してゐると、──例へば、毛氈もうせんとか、御座や筵むしろ、後は……四分一しぶいちとか、とにかく色々な言葉が出てくる。
──いや、此れは言葉と云ふより、情景なんですよ。
(──言葉を知つてゐるに越したことはない ...

傳統,寫眞,文房四寶,雜記,

武士道 玄林堂 油煙墨(丸公)

丸公のシールが附いてありましたので、七十年以上前のものとなります。
そもそも、丸公とは日中戰爭下の1938年(昭和13年)から終戰後の昭和25、6年にかけて、公定價格を示した表示のこ ...

覺書,雜記

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ph ph ph ph
nx nx nx nx
un un un

──きつと、水素イオン指數でないことは確かである。
何處かゝら、電波でも受信してゐたのだらうか。……

雜記

──男が、痒い處はありませんかと聞く。
此の人生と云ふものがむず痒い、……なぞと考へてゐると、男はもう一度同じことを聞く。
私は慌てて我に返り、ありませんと答へた。

傳統,寫眞,文房四寶,雜記,

金卷春日神煙墨 油煙墨(恐らく)

年代は檢討も附かぬが、昭和初期(……八十年ほど前)だらうか。

春日大社で作られたのか、近くの古梅園や玄林堂なぞがOEMで作つたのか眞相は分からない。

大變硬い墨で、 ...

雜記

ボクは試作三千六百六十八號機らしい。

……いや、三千六百三十八號だつたか。

まあいい、とかくボクは試作品だつたらしい。

神樣だか、宇宙人だか、よくは知らないけれど「實驗じっけん」で造つたみたいだつた ...

日誌,雜記

いつもカメムシが其處に在つた。
少々、私は怒りに近い不快感を持つてゐた。

いつも通りティシューに包んで窻まどから逃がして、──いや、ふと何か强い衝動に驅られる。
ロケットストーブの前に立つてゐた。